食の安全の意味不明さに混乱した。選ぶのは消費者だから情報はよこせ

2018年6月13日

あさかわだ
ご無沙汰していました!全く更新しない2ヶ月を過ごしたのにも関わらず、時折覗いてくださった皆様どうもありがとうございます。初めてお越しの方もありがとうございます。アクセス数の増加は大変励みになります!

励みになるとか言っておいて……全く更新していませんでした。と、言うのも理由があったのです。

理由 食の安全について考えていた

今まで添加物や農薬等それほど気にもせずに、ブログタイトル通り「おいしければいいんじゃない」というのが信条でした。

そんなこと気にしていたら、食べるものなくなるわ。

オーガニックやら、無添加、無農薬っていうのは高級すぎて、徹底するのなんて無理。

完璧に危険を除去するなんて無理。

そもそも、化学調味料等をそんなに気にしない家で育ったけど、十分健康に育った。

細かいことを気にして、食に不自由な方が教育に悪そう。

でも、無添加手作りのものの方が美味しく感じるし、まあ安心かな?

だから、なるべく体に悪くない物、良さそうなものを選ぶ。出来るもの出来る範囲で作ろう。

・・・・・・

これが今までの私。

便利な世の中に、あふれる商品、耳障りの良い謳い文句。どれを選択すべきか。どこに価値を置くべきなのか。

グルグル考えて、あっという間に数ヶ月経過となりました。

 

きっかけ 夫Y氏の食事制限

Y氏はコレステロール値(LDL)が高く、一ヶ月だけ食事制限を頑張って、再度血液検査をして数値が下がるかを見る必要があると指導がありました。体質で食事を気をつけてもLDLが改善しない場合は服薬治療の必要性も出てくるそうで・・・

Y氏
絶対!薬はいやだ!

と言うY氏の為に低コレステロールの食事を心がけ、LDLを下げるという青魚や緑茶、オリーブオイルやごま油等を積極的に摂るようにしました。で、揚げ物や中華等の油多め料理やお菓子は全カット、食べない。バターやラード等の動物性の油は取らず、植物性の油にする。

植物性の油は、コレステロールを下げる!というページがたくさんあったんです。

キャノーラ油は体に良くない疑惑

キャノーラ油に入っているオレイン酸はLDLを下げる!キャノーラ油はコレステロール0!こういう記事をいくつも見ました。そして日清オイリオの商品紹介ページにも品質の良い厳選「なたね」を使用とか「ライト&クリア製法」を採用してますってな事が書いてあります。

だから「キャノーラ油」=「なたね油」=「コレステロールを気にする人に(・∀・)イイ!!」と思ってキャノーラ油使っていました。マヨネーズもキャノーラ油を使って作ったものはOKにして少量ですが、Y氏も食べていました。証拠

そしたら、夫Y氏が恐ろしいページを発見。

怖い部分を箇条書きします。

  • キャノーラ油はカナダの遺伝子組み換えした作物(GMO)が原料
  • ノルマルヘキサン抽出法で作られている。
  • トランス脂肪酸を生成

詳しく書けません。私は全然この辺専門じゃないので。

でも、私はこう理解しました。

遺伝子組み換えした作物は「まだ健康への影響がはっきりしない」

抽出に使うノルマルヘキサンはガソリンに含まれる石油系の溶剤、人体に有害です。理論上は脱臭という過程の中でノルマルヘキサンは完全除去されている。また、この脱臭という過程で200度近い高温に晒すため、トランス脂肪酸ができる。

トランス脂肪酸はショートニングやマーガリンに含まれる危険な油。そしてLDLも上げる。

キャノーラ油にはトランス脂肪酸が含まれている

特に腹がたったのは、このトランス脂肪酸が含まれているということ。コレステロール0のキャノーラ油だって、トランス脂肪酸が入っていれば意味がない。

「コレステロール0」って書かれると、LDLを気にして調理している私は「良いかも!」と思いました。トランス脂肪酸が入っています、なんて表示はありません。

「キャノーラ油はOKだよー」なんて言って、マヨネーズ作っていたんだから!!!

過去の自分を殴りたい。ヽ(`Д´#)ノ

息子K
でもさ。どのくらいトランス脂肪酸が入っていたらまずいんだろうな?

トランス脂肪酸が及ぼす悪影響

  • トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。具体的には、トランス脂肪酸をとる量が多いと、血液中の脂質の一種であるLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、一方、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が減ることが報告されています。日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクが高まることが示されています。
  • 冠状動脈性心疾患の発症リスクを増加

食品からとらなくてもよい物なのに、私達の身の回りにはトランス脂肪酸が含有される食品はたくさんあります。子供の大好きなお菓子やパン、キャノーラ油で揚げた唐揚げや天ぷら等。よく食べるものばかりです。

たくさんの国が規制をしているトランス脂肪酸

こんなもん入っていたら、コレステロール0も無意味。

悪いヤツだということは噂でよく聞いていたけど…「気にする人は気にすればいい。体に悪いなら、できるだけ気をつけよう」程度に思っていました。

しかしトランス脂肪酸の規制を行う国も多いんですよね。WHO等の国際的な取り組みはこちら

何らかの規制や表示義務を義務付けている国や都市

  • デンマーク
  • ニューヨーク
  • スイス
  • オーストリア
  • カナダ
  • アメリカ
  • 韓国
  • 中国
  • 台湾
  • 香港
  • EU
  • イギリス
  • フランス
  • オーストラリア・ニュージーランド

(引用元:農林水産省)

農林水産省からの抜粋

それなのに・・・!!!

農林水産省、食品安全委員会、その他の日本人のトランス脂肪酸の平均的な摂取量に関する最新の調査によると、いずれも平均的な摂取量が国際機関が定めた摂取量の目標値(総エネルギー摂取量の1%未満)を満たしています。このことに基づけば、平均的にみれば日本人のトランス脂肪酸による健康リスクは低いと推定されます。

  • トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。

農林水産省に文句

同じ影響があるかは不明。でも、影響が無いとは言えないわけです。

国で規制するものの優先順位としては低いかもしれないけれど、影響がないとは言えないわけです。

確かに日本人の主食は米。でもパンやお菓子、揚げ物もよく食べます。スーパーで売っているお菓子やパンに「ショートニング」は極普通。我が家の食事を振り返ると、魚は価格が安定しないし、手がかかるから、肉が多いです。揚げ物もポテチも大好き。カレー大好き。パンも食べる。全然和食メインではありません。そういう私達はそんなにレアな国民ではないと思いますが、リスクはどうなんですか。そんな私たちは平均的な摂取量の帯に入ってるのかな。

健康リスクは低いと推定…って誰でも安全確実ってわけじゃないんでしょう。

「ただちに影響はありません」ってだけなんじゃないの?おいおい、ただちに影響なければいいの?

せめてトランス脂肪酸入っているって書いて!

トランス脂肪酸がどのくらい入っているか表示がない

じじ
トランス脂肪酸だけがLDL値を上げ、冠状動脈性心疾患を起こしているわけじゃない。そもそも日本人の平均トランス脂肪酸摂取量はWHOの出した「トランス脂肪酸量は総エネルギー摂取量の1%未満とすべき」勧告より少ない。病気はトランス脂肪酸と共にとっている脂質全般やらアルコールやらも影響があるんだから、要はバランスよく食べればいいんだ。気にしすぎ!

それは、乱暴じゃないですか?

トランス脂肪酸が入っているものを普段から家族に食べさせていいかの判断ができない。うちの家族の普段の摂取量が分からないですもの。3%とか5%かもしれない!食事の仕方によって、かなり違いがあるはずです。時々なら大丈夫なのか、全くだめなのか。はたまた、これまでどおりで良いのか。不明。調べようもない。なんだよ平均値って自信ないよ!ジャンク好きだもん。

分からないから、選択が正しくできない

一般人は自分がどれだけ自分がトランス食べているかなんて分からないです。だから、危ないかもと思ったら「食べない」「選ばない」が出来る。トランス脂肪酸が含まれるものは購入しなきゃいいですよね。

ショートニングが入ったお菓子やパンは普段は買わない、惣菜に使っている油も「植物油脂」だとよく分からないから買わない。

でも、ショートニングが入らないお菓子やパン、使用した油を明らかにしている惣菜なんて、探すのが大変。

だから、家で使う油を正しく選んで、揚げ物はなるべく家で作る。できるだけお菓子も手作りすれば良いと思うようになりました。米油・オリーブオイル・キャノーラ油・ごま油…を選んでいたわけ。要はサラダ油はだめだという認識。

キャノーラ油・・・・良いやつだと思っていたのに・・・・!!!

キャノーラ油に問題があることを知った時のショックの大きさと言ったら。

あさかわだ
何を信じたら良いの・・・・・

せめて入っているかは書いてなきゃ、分からない!

価格的にも安い「コレステロール0」のキャノーラ油を使っていたわけですが・・・

  • また、植物や魚からとった油を精製する工程で、好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。この際に、油に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。

脱臭する際にトランス脂肪酸が発生するそうです。

ちょっとー!!普段使うキャノーラ油にはトランス脂肪酸が入っているんじゃん!

しかもどのくらい入っているのか、分からない。微量?マーガリンとどっちが多いの?

そして、ノルマルヘキサンという劇薬(らしい)を溶媒として抽出されている。その方が率よく絞れるから。このことにもビックリしました。体に影響が無いようにして製品化されていると言われてもなんかなあ。

http://taberugo.net/921

そして、遺伝子組み換えの原料。

低価格にはそれなりの理由がある、分かっていたけれども・・・SHOCK!

でも、もちろんそんな情報どこにも記載されていません。調べてわかったことです。

油の絞り方、色々

油の絞り方は大きく分けて3種類なんだって。

圧搾法

物理的な圧力をかけて油を絞るやり方。これで取れた油は「圧搾一番搾り」なんて表記されています。絞ったカスは「油粕」として肥料などに。

圧搾は、圧力をかける時に高温になり、その際にトランスしてしまうという記事を読んだ事があります。しかし、行程は至ってシンプルです。

Aコープのキャノーラ油には一番搾りのみを使用のキャノーラ油がありました。

また、高温にならないように温度管理をしながら圧搾する低温圧搾法(コールドプレス)だとトランス脂肪酸が含まれる心配がなくなります。

玉締め絞り

玉締め絞りという、昔ながらの方法で絞られた油。低温圧搾の一種のようです。もちろん溶剤も使わないし、高温による脱臭処理もされていません。高温にならないように圧力をかけ、ゆっくり絞る様子がかわしま屋さんのサイト内にて動画で見られます。

抽出法

ノルマルヘキサンという石油系溶剤に晒して、油を抽出します。この方法だと9割近くの油を抽出可能なんだそうです。この方法だと脱ガム、脱酸、脱色、脱臭、クエン酸添加、ろ過など、完成までに7種類程度の化学薬品のお世話になります。

高温での脱臭の際、200度近い高温且つ真空状態になるようで、そこでノルマルヘキサンは気体になり、取り除かれるとのことです。

大抵のキャノーラ油はこれ。また、グレープシードオイルなど、油分の少ない原料は抽出法が多いそうですね。

更に残った搾りかすが油よりも危険という意見も。ノルマルが除去しきれていないかもって。

因みに大豆の搾りかすは大豆たんぱくとか、脱脂大豆の名称で食用になることもあるそうで・・・え、ノルマル除去しきれていない食用とかΣ(´∀`;)コワ

参考記事

圧抽法

圧搾の一番搾りだと、搾りかすにまだ2割ほど油が残っています。ノルマルを使った抽出法によって、搾りかすから更に油を取り出します。

 

原料の菜種のこと

キャノーラ油の原料は菜種です。日本にも菜種油がありますが、キャノーラ油は品種改良された菜種(キャノーラ品種)を原料にして作られています。品種改良といっても、農薬に負けないようにと改良された「遺伝子組み換え」なので改良なんだか、改悪なんだか。

一般的にキャノーラ油っていうと「菜種油の一種だよね?」っていう認識ですが、原料にキャノーラ品種の菜種を使っているか、そうでないかの違いがあるのです。

キャノーラ品種は遺伝子組み換え・・・ってことが分かったので、我が家の台所で使う為の「菜種油」を選ぶのに、原料を調べてみました。キャノーラ種じゃない菜種を使用している油は「菜種油」ですね。

  1. 国内産の菜種を使用している菜種油
  2. オーストラリア等外国から輸入している「遺伝子組み換えで無い菜種」を使用している菜種油

この他に「有機栽培」「無農薬」なんていうオプションがつくものもあります。

 

キャノーラ油(原料がカナダ)は特に「遺伝子組み換え」についての表記がない場合は遺伝子組み換えしていると考えて良いとのこと。

精製方法

不純物を取り除くのにもいくつか方法があります。

  1. 薬品を使う(こちらを参照)
  2. お湯洗い(こちらを参照)
  3. ろ過のみ(こちらを参照)

スーパーで手頃に購入できる油は、大体1です。こだわる油屋さんのものは様々。

以上の結果から我が家では

精製方法は、薬品不使用。これ絶対。

  1. コールドプレス、国内産の菜種
  2. コールドプレス、外国産で遺伝子組み換えでない菜種
  3. 圧搾、国内産の菜種
  4. 圧搾、外国産で遺伝子組み換えでない菜種

圧搾もトランスしちゃっているかもしれませんが・・・うちでの油を選ぶ順位はこうかな。

ってことでふるさと納税でこちらをチョイス

まずはこの中でも価格的に手にしやすい、圧搾外国産菜種で。それでも我が家には十分高価です。

家計との折り合い

こんな高級な油に切り替わるなんてかなり勇気がいります。しかも大好きな揚げ物は油の消費量すごいから、天ぷらなんてもうできない!そんなのいやだー。

で、毎度のことですが、こうなる。

あさかわだ
揚げ物って贅沢なものなんだな。時々にしよう

夫Y氏のコレステロール&お太り問題もあることですし、揚げ物はたまにの贅沢にします。

 

 

気にすることで、どんどん食べられるものは減っていく気がします。パンやお菓子、インスタント、チルド食品を食べる機会は激減。これで無農薬じゃなきゃみたいこだわり始めたら、マジで食べるものがなくなります。あと添加物系。練り物、大豆製品、麺類等、安全かを調べるのが怖い。信じられるのは米だけか。

……コーラとアイスとポイフル。あれは作れる気がしない。食べたいから、調べるのを躊躇。

最後に

一般の人はね、分かりません。溶剤使っていますよとか、遺伝子組み換えの菜種使っていますよとか。

トランス脂肪酸が入っているとか、書いていないと分からないから!

健康被害がないとか、影響がないとか、そういう問題じゃない。

どうぞ、情報はガッツリ公開してください。口にするべきか否か、判断するのは消費者でいいです。

こういうの製造者も販売者も「売れればいい」じゃないと思う。

情報の提供を積極的にして、どうぞ消費者に「信頼されて選ばれて売れて」欲しい。

卵も野菜も、塩も、何でも。精製の過程まで自分で調べなきゃならない、こんな世の中なんてポイズン。

「調べなくても安全でしょ。聞いて悪い方にギョギョギョってびっくりするようなことないでしょ。」っていう社会になれ。

消費者の価値観が「安全」にもっと向きますように。