こんにちは、自家製ラボのなお子(@jikasei_labo)です。最近はインスタで活動しています。
鍋を使わずに、炊飯器でウスターソースができたら便利そうじゃない?
そんな軽い気持ちで始めた実験。
でも結果は──「ボタン1つじゃ終わらなかった」。
便利なはずの炊飯器と、ウスターソースの相性。
正直に言います、ちょっと甘く見てました。
なんで炊飯器でやりたかったか
そもそも「炊飯器でウスターソース」を試した理由は、「炊飯器でポン酢」が大成功だったから。
心配なのは匂いや色が残らないか。味は良いに違いありません。
寝かせてないのに寝かせた味になるなら・・・炊飯器が多少臭ってもいいわ!と思って実験。
SNSでも「炊飯器でできませんか?」という声があった。
つまり、みんな思ってることは同じ。
“時短でウスターソースを作りたい” です。
作り方
炊飯器に材料を全部入れて、炊飯ボタンを押すだけです。
でも、玉ねぎだけは先に飴色玉ねぎにしておきました。

- 飴色玉ねぎを作る(炊飯器)
- 野菜の皮を向き、ざっくり切る
- 材料をすべて炊飯器に入れて炊飯(今回早炊き)
- 野菜を濾してできあがり
材料(基本形)
いわゆるクラシックなウスターソースの材料。野菜の水分と酸味、スパイスの香りが肝です。
でも、スパイスを揃えるのが大変なので
オールスパイスパウダーといくつかホールスパイスを使いました。
- トマトピューレ … 400g
- 玉ねぎ … 1玉(150g)
- セロリ … 1本(100g)
- りんご … 1玉(260g)
- 生姜 … 半かけ(15g)
- にんじん … 1本
- にんにく … 3片
- 水 … 炊飯器に入る分だけ
- 醤油 … 100cc
- 酢 … 100cc
- 砂糖 … 150g(うち100gをデーツペースト)
- 塩 … 50g
- 🧂スパイス類(出汁パックに入れると◎)
- オールスパイス … 大さじ2
- ローリエ … 3枚
- シナモン … 1本
- 赤唐辛子 … 1本
思ってたのと違うところ
ここからは手放し!
炊飯器に全部入れてスイッチオン。
「これで味もまとまって完成!」と信じてました。

……が、そんなに甘くなかった。
なんか、コクが足りない。
炊飯ボタン1回では、香ばしい香りもない。もう少し煮詰めたほうが良さそう
炊飯ボタン2回目、香ばしい香りはたってきた。野菜は煮崩れてしまった。味の深みはまだない
結果、こす→煮詰める という工程が必要になりました。
「炊飯器1台で完結」なんだけど、結局様子を見ながらの作業。
いつもは網杓子でざっくり野菜を取り出して、そのままのお鍋でソースを煮詰めます。
でも、今回は煮崩れてしまって晒で濾しました。
実験の結論
炊飯器の良さは、スイッチひとつで自動調理が完了するところ。
でも、ウスターソースは炊飯後に煮詰めたり香りを整えたり、どうしても追加の手間が必要になってしまいました。

それなら最初から鍋で香りや色を見ながら火加減したほうが早い。
で、匂いですが・・・
次に白米を炊いた時には、炊飯器が香ってました。
米は大丈夫だけど、やっぱり匂いは3日くらい残ってた。パーツも洗ったんだけども。
👉 結論、ウスターソースは鍋派です。
まとめ
- 炊飯器1台で完結するのは難しい
- 炊飯器は「煮込みベース」には便利だが「仕上げ」は向かない
- 飴色玉ねぎは炊飯器でOK
- ソースの香りが炊飯器に残る
- 鍋の方が香り・とろみのコントロールがしやすい
「失敗」っていうより、「適材適所がある」って話ですね。
またひとつ、自家製のコツが増えました👩🍳