二日前に気合いを入れてクリスピーに挑んだものの、やや評判が良くなかったという記事を書きました。上手く行かなかった原因に目星をつけて、再挑戦です。レシピもCOOKPAD検索しましたし、焼き方も変えました。
そしたらですね、できましたよ。ザクザク、カリカリのクリスピーピザが!!しかも計量も楽、生地の扱いも楽。それでいて美味しいので嬉しくなってしまいます。
やはり前回記事の仮説は大体あっていて、生地のレシピ以上に焼き方が重要であります。
同じ生地レシピでも焼く温度や時間、のせる具材で生地の雰囲気が違いました。それぞれにご紹介します。
過去記事はこちら
もくじ
今回試してみた生地のレシピ
前回の生地は決しておいしくないわけでは無いものの、あまり評判が良くなかったので、別のレシピを試してみました。最近はあまりCOOKPADも面白くなく、もっぱらCOOKPAD以外でレシピを探しているのですが・・・、今回は画像に惹かれてこちらのレシピを採用。
生地のうす~い感じと、レシピの生い立ちにある「断然クリスピー派」という言葉に期待が高まります。このレシピは変わっていて、イースト不使用なだけでなく、ヨーグルトを使っています。正統派の作り方では無いのが分かりますが、おいしければいいんです、成功すればいいんです、ザクザクピザが食べられればいいんです!!
生地を作る:計量
ピザ一枚の材料は
- 薄力粉50g
- 砂糖 ふたつまみ
- 塩 ふたつまみ
- ヨーグルト25g
- オリーブオイル5g
1枚やって上手く行かなかったらほかレシピを試したかったので、計量も1枚分づつやりました。砂糖と塩がまさかのツマミ計量なのですごく楽でした。5枚作って5回計量したけど、薄力粉とオイルだけの計量で済み、手軽に追加も作れます。
生地を作る:材料を合わせてまとめる
- 粉と砂糖と塩をボールの中で混ぜます。手でザカザカっとやりました。もちろんスプーンや泡立て器でもよいと思います。
- 合わさった粉に、オリーブオイルとヨーグルトを合わせた物を回しかけます。
- スプーン等で粉と水分・油分をあわせて行きます。
- ひとまとめにしていきます。(途中で手に変えて軽く捏ねるように混ぜました)
生地が大体つながれば良いそうです。扱いやすく、すぐまとまってくれました。
焼き作業
- オーブン予熱
- 生地伸ばし
- 生地素焼き
- 具材準備
- トッピング
- 焼き
こんな順番で作業しました。毎回の余熱に10分以上時間が掛かり、その時間にトッピングを用意したりピザソースを作ったりしました。
オーブンの余熱
生地を伸ばす前に、オーブンの余熱をしておきます。前回記事でも書きましたが、石窯だと400度を越える為、3分という短い時間でピザが焼けます。短時間で焼けるから、具材の水分が生地に移る前、生地がサクサクふわふわの状態で焼きあがる。
そのことを考慮して、今回は我が家のオーブンの出せる最高温度300度に余熱。うちのオーブンは余熱時に焼き時間も設定する必要があるので、とりあえず7分で設定しました。長めに設定して、1枚目で様子を見る作戦です。
前回の反省を活かして、黒皿(鉄板)も一緒に余熱しています。オーブンシートは入れていません。(入れなくて良かったと思います、紙が焦げるから)
こんなに熱くしたことが無いので、やや不安。(火災的な事が)
※300度まで上がるのに40分以上かかりました。これは、生地づくりの前にやっていても良かったかもΣ(・∀・;)
ピザ生地を伸ばす
レシピには1.5mmの厚さに伸ばすと書いてありました、カリカリを目指して薄くします。薄ければ早く火が通るってもんです。
木のまな板に薄く打ち粉をして、生地を伸ばしていきます。(画像撮り忘れました)
何度も言いますが、扱いやすい生地で綿棒にも全くまとわり付きません。まな板には少し粘り付く部分もありました。剥がせば問題ありません。が、生地が粘りついたまま次の生地を伸ばすと、そこにはガッツリ粘りついてしまいます。その都度綺麗に剥がして上げたほうがいいです。
生地を素焼きする
フライパンを熱して、油を引かずに生地を焼いていきます。およそ1分半〜2分くらいで焦げ目がつきます。目を話して別作業をしていると焦げるので気をつけましょう(-.-;)
生地はフライパンにもくっつかないので気楽です。菜箸でひっくり返せるくらいに固く焼きました。両面焼きです。
具材準備
今回は具材の水分量が多くならないようにしました。食べたいトッピングはさておき、まずはカリカリ生地の成功に向けてチーズのみのトッピングです。ピザソースも塗りませんでした。
2枚目はピザソース有り、ベーコン、チーズ。3枚目はプレーン。4枚目は玉子、チーズ。5枚目はチョコバナナ。6枚目はピザソース、ベーコン、チーズ。ピザソースは即席で作ったものを使用。レシピは後日紹介します。
切ったのはベーコンと、バナナ。卵は炒り玉子状にしました。
トッピングのタイミング
水分が生地に移るのを防ぐため、ソースを塗るのも具をのせるのも、全て余熱温度に達してからにしました。でも、チーズや炒り玉子なら載せておいても大丈夫そうでした。
それぞれのピザの焼き具合
1枚目:チーズピザ
トッピング:シュレッドチーズのみ
余熱:300度
焼き時間:3分
端はカリッとしているものの、内側はしっとりとした食感。3分で端が焦げて炭になりかけた。もう少し我慢すれば中の方もカリカリしたかもしれないが、黒焦げたかもしれない。
2枚目:ベーコンチーズピザ
トッピング:ピザソース、ベーコン、チーズ
余熱:250度
焼き時間:5分
端がカリカリ、内側がサクサク!!チーズピザよりも、内側のサクサク感が出てクリスピー抜群です。これで家庭用オーブンでもクリスピーピザが焼けることが実証できました。ちょっと焦げが目立つので、焼き時間が長かったかも。ピザソースが染みこんでクリスピーの妨げにならないか危惧していましたが、全く大丈夫でした。ソースよりも野菜の水分が問題なのかな。
ベーコンも自分ちで作っています
3枚目:プレーンピザ(失敗)
トッピングなし
余熱:250度
焼き時間:3分
オーブンシートが扉側にビロンと出てしまい、覗けない状態での焼き。3分焼いたら真っ黒焦げ。食べてみると、紛れも無くサクサクしていますが、焦げくさいのでm(_ _)mしました。
4枚目:たまごチーズピザ
トッピング:チーズ、炒り玉子
余熱:250度
焼き時間:3分
次男も食べられるように、ピザソースを塗りませんでした。これが一番好みの焼き上がりになりました。生地レシピも同じでも、焼き時間、具材の水分と、生地の厚さ、生地の素焼き状況で、変わるもんなんですね。これは素焼きの段階で生地がかっちりしていました。
5枚目:チョコバナナ
トッピング:チョコ、バナナ、バター
余熱:250度
焼き時間:3分
チーズに全体を守られていないので、具材がないところがコゲコゲになりました。サクサク具合は安定していて、この段階で素焼きしっかり・250度余熱・3分焼きをクリスピーの条件として認定しました。φ(..)
6枚目:ベーコンチーズピザ
トッピング:ピザソース、ベーコン、チーズ
余熱:250度
焼き時間:3分
2枚目と同じトッピングを最後にもう一度。5枚目で、みんなが「もうお腹いっぱい!」って言っていたので独り占めくらいの気持ちでいたが、焼きたてをテーブルにあげたらみるみる無くなっていきましたとさ。
クリスピーピザを食べて思ったこと
食べたい食べたいと思っていたクリスピーピザを完成させ思ったこと。
サクサクに夢を見ていたのか、普段のピザに慣れているからか。必死こいて作った割に、いつものピザが食べたいなあと感じていました。多少生地がペタっとしていてもいいから、好きな野菜ものせたいし、食べごたえも欲しい。
サク、ふわ。厚みがあっても軽い歯ざわりとふわふわ感があるピザ。外でピザを食べることはほとんど無いんですが、ここのピザは大好きです。通るときは絶対食べます。
イーストや酵母を使って、発酵時間もとって、正当な材料で生地を作るピザも気になってきました。でもそこまでしたら、窯で焼きたいよねー。