実験 お鍋

うちの石狩鍋はなぜ喜ばれないのか考察してみた

2017年9月28日

だいぶ秋めいてきました。季節の変わり目で風邪をひいた義父が食べやすいものをと、今季初鍋メニューです。

マックスバリューに朝一で行ったら、前日のお魚等が半額になっていました、なので石狩鍋に。石狩鍋は北海道の郷土料理だそうですが、私は道外出身だし「鮭メインで味噌味、バターを乗せれば良い」くらいにしか思っていないです。で、そんな感じで適当に作ってきましたが、あんまり美味しいとも思えないし、家族もそんなに食べたがらない。なぜだ。

作り方に何か決まりやコツがあるのか?!正しく作ったら食べてもらえるのか。今回はレシピを調べて作りました。

石狩鍋とは定義があるような無いような鍋だね

ぎょれんのHP郷土料理百選などまあ、様々石狩鍋レシピを見てみましたが、絶対この要素がないとダメ!っていうものがない。

私が思ってた通り「鮭がメイン」「味噌味」「バターをのせる」は共通。

でも、具は本当に様々でした。白菜のものもあれば、キャベツもある。長ネギのものもあれば、玉ねぎのものもある。私がお祭りなどで食べた時にはジャガイモが入っていたし、里芋のレシピのところもある。レシピ上多いのは「春菊」「白滝」「豆腐(焼き豆腐)」ですかね。

味付けも様々です。味噌味だけど、味噌だけのものもあれば、味醂や醤油が入ったりするものもある。牛乳を入れたり酒粕を入れたり、もう様々です。味噌も赤味噌だったり白味噌だったり、様々。

今回の鍋の具は冷蔵庫の中身と相談して・・・

 

  • 鮭ブロック
  • 鮭のあらパック
  • 昆布 15cm
  • 長ネギ 1本
  • 玉ねぎ 1個
  • 白菜  4分の1
  • 豆腐 1丁
  • 人参 1本
  • 大根 4分の1本

これで作りました。味付けは味噌オンリーです。

作り方はこちらを参照しました。

石狩鍋

作り方 ポイントはあらの下処理とアクすくい

あらの下処理

あらをザルにのせます。これにやかん一杯分の熱湯をまわしかけました。白子は壊れそうな気が下からよけてしまいました。でも熱湯で下処理できるようです。下処理せずに鍋にいれてしまいました。下処理の仕方

湯気で曇ってしまいましたが、綺麗なピンク色に。まだ赤いところも残っていました。いつもは下処理もせずにぶっこんでいました(^_^;)食べられますよ!食べられるけど下処理したほうが生臭さがとても少ない気がしました。

だし汁をつくる

水5カップに昆布15cmと鮭のあらを入れて沸かします。煮立つ前に昆布をとります。

昆布15cmっていうけど、昆布の横幅はマチマチです!今回は一番大きい10cm強のもの。

昆布の袋に切り目を入れるってあったのですが・・・水に漬けておかないんだからいっぱい入れた方がいいよなって切り目を適当にたくさん入れたら大変なことに。たくさん切り目入れたら失敗します。(粉々になった)

こんな感じで、湯通ししたアラを投入して、火にかけました。最初は強火でふつふつしてきたら少し弱くしました。昆布よいい出汁をだすのだ。

野菜を切る

出汁をとっている間に、具の準備です。

白菜は葉と芯の部分を分けて、芯を削ぎ切り。葉はざく切り。大きさは好みですよね、うちはいつもこのくらい。


急遽で人参大根を用意したので、切り終わったら慌てて鍋に投入しました。出汁を取りながら、根菜は火を通してしまいたい。(時短のため)

いつもはアクもとりませんが、今回は取りました、丁寧に。掬った後の画像がないけども掬いましたよ!

煮立つ直前、昆布を取り出そうとしたら、切れ目から千切れているので、探すのが大変でした(´;ω;`)これらは昆布チップスにできるそうです。

豆腐と鮭を切る

鮭ブロックは切り身にしないといけませんね。出刃ミニにチェンジして切ります。

これは、自己流です。大きい出刃は使うのが難しくて刃が短い包丁を使っています。刃の長さが魚に合っていないので、半分ずつ切っていきます。身の厚い半分をさきに切って、その後に奥を切りました。少し押して刃を噛ませたら、引く感じでやっています。

豆腐は子供が取りやすいように、16等分です。2段になっています。珍しくザルにあげて20分程水切りをしました。違いはあまり分かりませんでした。

味噌を入れて、具を入れて、煮れば完成

自家製味噌です(・∀・)これはしょっぱめ味噌なので、大さじ5を入れました。煮汁で溶いて、2/3入れて味を見ながら・・・と書いてあったのですが直接いれてしまいました。

汁の準備ができたら、野菜と魚をいれます。蓋を閉めてぐつぐつ煮ます。煮えたら完成!

カセットコンロで調理して、煮えたものから食べてもいいようですが、うちは煮ちゃってから鍋敷きにセットします。

やっぱり石狩鍋の人気がない我が家

いつもはお安いアラを使いますが、今回はアラばかりでなく、身もしっかり入れているので子供にも食べやすかったようです。

いつもよりおいしく出来た気がします。生臭さというか、粗野な感じが少し緩和された。やっぱりアクとりや下処理は大事だなと思い知りました。

しかし、うちの家族にはウケないメニューです、やっぱり。

じじに関しては、出来について何を話したわけでも無いのに・・・「こんなもんだぞ。」と励ましてくる始末。

うちの石狩鍋がイマイチ喜ばれないのはなぜか考察してみた

1.鮭がパサパサ

秋鮭は脂が少ない魚だから身はパサつきがち。だけど、石狩鍋は秋〜冬なので、時期的に川に戻ってきた鮭(秋鮭)の時期なんですよ。脂の乗っているトキシラズなんかで、作ればもっと美味しいかもしれないが、時期的に夏にしか見ない。しかも高級魚だから庶民のスーパーには刺身用しか見たことがない。

2.もともと我が家は肉好みで、魚(特に煮魚)が人気薄

3.少ない量で作るから?

鍋物は大量に作ると美味しいですよね?お祭りとかで出てる石狩鍋は美味しいです。

4.気温、室温

石狩鍋が出る時期の祭りって冬。寒い中の汁物はいいですよね。歴史的背景からいうと、そういう寒い中での食べ物だったのかな。家庭用の土鍋で暖かな家の中で食べるものじゃないのかも?

もしかして・・・

だから、牛乳だ、酒粕だの入った進化版の石狩鍋が出ているのかもしれない。と、思うと進化版にも挑戦してみようと思います。

こちらの記事もよく読まれています

-実験, お鍋
-

© 2024 自家製ラボ Powered by AFFINGER5