こんにちは、あさかわだです。私、北海道在に移り住んで15年になりました。早い!
北海道は美味しいものが盛りだくさん。野菜・お肉・乳製品・そしてなんと言っても「海鮮」です。
漁獲される海産物は種類も豊富でお味も抜群。北海道に住んでいながら、お取り寄せ(お歳暮含む)は数え切れないほどしています。
初めのうちは、これが結構面倒くさい難しい。私も分からない事だらけでした。
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結構な回数、ハズレくじを引いてきた私の経験を踏まえて、今ついに・・・お答えしましょう!!←大げさ
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かにはもちろん、皆さんに喜ばれるのですが、北海道には他にも沢山美味しいものがたくさんあるんです!
これから「北海道の海産物をお取り寄せしようかな?」または「贈り物にどうかな?」と考えている方、かに以外の絶品北海道グルメはいかがですか?
「今まで食べていた物とは全然違う!」「こんなに美味しい○○を食べたことが無い!」と、美食家の方にもご満足頂けるように、品質に重きを置いて・・・
①北海道のお取り寄せ向け海鮮紹介
②北海道のおすすめ海鮮で打線組んでみた(お取り寄せ・贈り物)
をシェアしたいと思います。
ちなみに、私の経験とは・・・
- 北海道民の夫家族・親族と過ごした十数年の年末年始
- 道外に送ったお歳暮や贈り物への反応 十数年のお中元・お歳暮
- 現地での食べ歩き調査(?)どこにでも美味しいものはある。
※年末にはほぼ必ずかに他、多種の海鮮を食べる家。
①北海道のお取り寄せ向け海鮮紹介
どのような海鮮が、どのように送られてきて、どのように食べると美味しいのか?
「○○って、どんな感じかしら?」を解説していきます。
鮮魚系
大抵は冷凍便です。活ものは保冷剤&冷蔵便で送られてきます。(おがくず、氷、水、保冷剤等と共に)
基本は冷蔵庫内での低温解凍です。または、ジッパー付き袋に入れて防水し、氷水につけ置く「氷水解凍」も一般的です。
※画像クリックで「北釧水産」の詳しい解説が見られます。
ぼたんえび <旬> 冬
通常は冷凍です。低温解凍(冷蔵庫、氷水)
甘海老とは違う種類のねっとりとした甘さ、濃厚です。小ぶりのものでも、味は甘海老とは全くの別物。もちろん卵も楽しめます。
刺し身でそのままも頂いたあとは、エビ頭を軽く炙り、えびの頭汁に・・・ってことがお家だと可能ですよ。最後まで最高に美味しい。華やかな一品
活ボタンは水入った袋に入れて冷蔵空輸の時代に。鮮度バツグンですよね。
ほたて <旬> 漁場よって旬が違うので、ほぼ通年
貝柱は冷凍です。冷蔵庫での低温解凍簡単ですが、漁連は塩水解凍を推奨。冷凍ほたて貝柱の美味しい解凍方法とは?/北海道ぎょれん
活ほたて、冷凍貝柱、どちらもお勧めです。
大きなサイズの冷凍貝柱はお刺身に、フライに、ソテーに、いつでもメインを張れる実力派です。
殻付きの活ほたては、やはり鮮度抜群。刺し身も殻焼きも最高です。殻焼きは魚焼きグリルでもできます。ほたてヒモまで美味しい!
ばふんうに <旬> 夏:利尻 冬:北方四島
塩水うには冷蔵発送です。そのまま食べられます。
北海道の「うに」といったら「エゾばふんうに」。濃いオレンジの身色の通り、濃厚そのもの。甘くてコクが深いのに、爽やかという王者です。醤油もよく選ばないと、うにに負けちゃうよ!という代物。
シンプルにうにの甘みを堪能したければ、保存料のミョウバンが使われた板うによりも「塩水うに」をおすすめします。
灯台つぶ <旬> 産地よって違うが、漁獲量が多いのは春〜夏
ボイル:冷凍 低温解凍(冷蔵庫・氷水解凍) 活:冷蔵
ボイルカット済みの白つぶしか見たことがなかった私は、釧路の炉端焼きでつぶ焼き(灯台つぶ)に驚きました。甘い、旨い!汁が最高。お刺身もボイルとは違うコリコリ感がくせになる美味しさです。
ボイルつぶは年中入手可能です。こちらはお刺身もいいですが、「おでん」にすると・・・出汁がブワッ!
真つぶも青つぶもおいしいですよ。
鱈・白子 <旬> 冬
白子がある場合は、冷蔵です。保存せずに、すぐ食べるもの認識で。鮮度が命。
鮮度の良い大きい真鱈はフワフワ、白子はプリプリです。旅館でいただくような美味しい鱈鍋は年に1度食べられるかどうか。鱈の鮮度を保つのは難しく、スーパーで買う鱈だと魚臭が気になります。贈り物用の高鮮度の鱈は、全く別物。食べたことのない「鱈鍋」を堪能できます。
白子は北海道では「たち」と言います。真鱈の白子は「まだち」と呼ばれ、スケソウダラよりも大きく、クリーミーです。ポン酢で「たちポン」もいいですが、おすすめは「天ぷら」。サクッとクリーミー!
牡蠣 <旬> 秋〜春
冷蔵
サロマ・厚岸の牡蠣が有名です。特に厚岸の牡蠣は一年中おいしいと言われています。
多くの場合、生食用で販売されていますが、浄化の方法をチェックしてみてください。紫外線による殺菌海水や汲み上げ深層水で浄化処理されているものを選ぶのがよいかと思います。
特に書いていない低価格の物は、塩素や次亜塩素酸の添加水を使う浄化方法をとっていると推測されます。正直「薬臭さ」を感じることがあり、それがすごく残念。
ブランド生牡蠣(かきえもん)は紫外線処理をしていると、厚岸漁協のHPに記載があります。
トキシラズ【鮭】 <旬> 夏
切り身・半身:冷凍(低温解凍) 一本丸々:冷蔵
産卵期前に海で取れる鮭です。卵や白子を抱えていない分、身が美味しいとされています。
「北海道産の鮭」がチリ・ノルウェー産と比べ物にならないことは、ご存じの方も多いでしょう。トキシラズは脂のりのよく、ジューシーで甘くて最高に美味しい鮭です。
丸一匹の買ったことがありますが、大きくて捌くのが大変でした。それでも、刺し身・塩焼き・中落ちはフレークに・・・と堪能しました。(刺し身で食べる場合は、アニサキス対策で一日冷凍してからお召し上がりください)
炊きたてゆめぴりかに、軽く塩をふった焼き鮭。ちょっぴりのお醤油を垂らして・・・・ご飯2合イケます。
加工品系
きんき <旬> 秋〜冬
一夜干し:冷凍(冷蔵庫内で半解凍、及び解凍しないで焼く)
北海道では言わずと知れた高級魚。別名キチジ、メンメ。一度場外市場で一夜干しを買ったことがありますが・・・まあなんと身の甘いこと!柔らかいこと。ジューシーなのに、くどくない。ぜひ、塩のみで作られた干物をお試しください。
※大手スーパーで売っている小ぶりのものでも一枚3000円する高級魚。激安数百円の物は、外国産の「キンキの代用魚」
本ししゃも <旬> 秋の終り頃
冷凍:解凍せずに焼く(鵡川のししゃも屋カネダイさんではホットプレート焼きを推奨しています)
丸々と太った本ししゃもは、鵡川や釧路などで水揚げされています。普段「子持ちししゃも」としてスーパーで見かけるのは「カペリン」と呼ばれる別の物です。
10月、11月が旬ですが生干し出回っています。卵を楽しむメスの方が高価で人気があるように思えますが、オスは身が甘くてホクホクです。私は断然オス派。
カペリンしか食べたことがない人は、まず、本ししゃもの大きさにびっくり、そして身の甘みと旨みに感動します。
現地では生のししゃもを使った握り寿司が食べられます。新鮮だからこそ!
その他 いくら・たらこ・松前漬け
加工品は贈り物に便利です。よく存じております。それを重々承知の上で、加工品は積極的にはおすすめしません。
というのも、加工品には殆どの場合、化学調味料や食品添加物(保存料等)が使われます。それはいつも何処かで食べている、慣れた味だと思います。既視感があることでしょう。その奥に「北海道の美味しい海鮮」があっても、霞んでしまうのです。
できれば食品添加物・化学調味料不使用のものを探すのが良いですが、かなりレアだと思います。作るほうが早いかもしれません。
○いくらの作り方○
秋はいくらの醤油漬けの季節です。来年もこのレシピで作りたいというレシピに出会えた。
○無添加のたらこ・いくら○
人気ギフト 完全無添加たらこ 貴重な国産無添加たらこ250g
↑買ったことないです、ごめんなさい。(私は自家製オタクなので加工品は基本自分で作る)
北海道のおすすめ海鮮で打線組んでみた
独断と偏見、個人の経験に基づき打線組んでみました。かに以外を紹介したいページなので、かにを省いた打線です。
上で紹介していない物についても、リンクを貼ってあります。
※写真・説明目的なので、現在販売していない物のリンクも貼ってあります。北釧さんにない海鮮は「ふるさと納税」メインで集めてみました。
VS 自宅用お取り寄せ
<多少、手がかかっても美味しいものを食べたいあなたに>
ベンチ:シャコ、ヤリイカ、北海シマエビ、塩数の子、甘海老、八角、ムラサキウニ、つぶ、タコ、羅臼昆布
VS 大切な人への贈り物
<美味しさに加え、利便性や知名度を考慮し、総合的に判断しました>
ベンチ:シャコ、ヤリイカ、北海シマエビ、塩数の子、甘海老、八角、ムラサキウニ、つぶ、タコ、羅臼昆布
お取り寄せの「かに」について
やっぱり、北海道の海鮮といったら「かに」ですよね。今回省きましたが、やっぱり王様です。
NOです!!身も蓋もないですが、「実入り」「鮮度」「茹で方」「解凍の仕方」で味も感動も全然違います。スカスカで水っぽいかになら、せっかくの「かに」でも「こんなもんなの??がっかり!」は大いに有りえます。かにチャーハン、蟹サラダ行き。
よくあるイマイチポイントは「美味しいけど、ちょっと生臭い」冷凍ポーションによくあります。
逆に言えば、①「良いかに」を手に入れる ②説明書に忠実に調理する
この2つができれば、「感動的に美味しいかに」があなたを待っているわけです。
かに専門店で買う
美味しいかにを食べたい、贈りたいのであれば、「かにの専門店」で購入します。
「かにの専門店」で買う理由
本音を言うと、お住まいの地域の場外市場などで直接買うのが一番確実なのです。
場外市場でプロから買ったのに「スカスカ」「水っぽい」「生臭い」なんて、名折れですよね。なので、そんなものは仕入れないし、売らないのです。
- 確実な品質管理、鮮度管理がされている
- 高いが質の良いものが揃っている
では、お取り寄せの場合はどうでしょう。原理は同じです。
「かにの品質で売っています!」という店は、今後の経営の為にも、消費者の期待を裏切れない。
つまり高品質なものしか売れないのです。 |
殻を剥いただけの茹でがにを頬張って「ジューシー!!甘いー!」と言いたい人は「かに、かに!」言っている店で買いましょう。「品質の良いかに!」と言ってるお店ですよ。安さじゃないよ。
「訳あり」と称して、実入りの良くないもの、規格外(足が一本ないなど)のカニが安く売られています。私は「イマイチ」しか引き当てたことがありません。中には本当に「規格外なだけで味や感動は一緒」の商品もあるかもしれませんが・・・。
私は「訳ありかに」をもらうより、ホタテ貝柱(冷凍)を貰ったほうが嬉しいですね。
解凍の仕方、調理の仕方
多くの場合は、かにと一緒に調理方法を書いた紙が入ってきます。まずは熟読し、推奨方法に従うのが確実です。
<冷凍ボイルかに 一般的な解凍方法>
- 新聞紙に包んだまま、冷蔵庫で12時間程度の低温解凍をします。
※二度茹ではしません。旨味が流れ出てしまいます。
<冷凍生かに 一般的な解凍方法>
- 低温での急速解凍が基本です。ビニール袋に入れて、流水解凍が一番メジャーなやり方だと思います。
他にも氷水解凍や流水解凍(ビニール袋に入れて)等方法は色々。真っ当なカニ屋さんなら必ず「解凍の仕方」「調理の仕方」の説明書が付いてきます。
ドリップが出て生臭くなってしまう自然解凍だけは避けましょう。
<活かに>
活ガニの場合は、調理が必要です。レシピはついてくると思いますが、現在はYoutubeで沢山の動画が見られるので、かにが届く前にお勉強するのもよいですね。