秋の北海道のスーパーでは鮮魚コーナーに必ず鮭の筋子が並びます。いくら作成用の生の鮭の卵です。腹子とも言いますね。私は宮城県仙台出身ですが「筋子」っていうと塩漬けになったものをイメージします。郷土料理の「はらこ飯」はいくらですね。
この時期になると義父の「いくらの季節だなあ、(チラ)」というつぶやきが聞こえてきます。そしてfacebookでは「いくら漬けましたー!」という投稿が連日のように。そう、北海道民は高い高いといいながらも、いくらを漬けるのです。この時期いくらのもう漬かったヤツなんて、すみっこに追いやられていますよ。自分で自家製で漬けるのです。
しかし毎年やってきたものの年に一回なので、色々忘れるのです。なので毎回レシピを調べて漬けています。そして、作業中にこれまでの改善点とか、去年の様子などを思い出しますね。
今年始める前に覚えていたことはコチラ
- タレに酒を入れすぎて、アルコールっぽい仕上がりになった。軽く酔いそうだった。
- 筋子をバラして洗う際、ゴミを結構取り除き残した。多すぎて大変だったから諦めた。
それでも美味しかったけれどもね。
今年は今年最もリスペクトしてる「白ごはん.com」様のレシピを参考にしました。っていうかその通りにやったつもりです。いや、やれたに違いない!
もくじ
いくらの醤油漬けの作り方
参考サイトはもちろんこちら
これまで結構な数レシピを見てきたけど、いくらの洗い方は様々。水で洗う人もいれば、ぬるま湯じゃないとだめって人もいる。初め食塩水で洗って、そのあとぬるま湯でほぐすっていう人もいる。今回は白ごはんさんの言うとおりと決めております。材料もきちんと揃うので変なアレンジもしません!(`・ω・´)ゞ
用意したものと材料
・ボール2とザル1
・調味料と水
・新鮮な筋子
洗う時ように、食塩と水(2Lに対して大さじ1の食塩を入れた食塩水)を用意します。
漬けダレを作ります
鍋に水20ml、醤油50ml、みりん10ml、酒20mlを入れてひと煮立ちさせて、そのまま冷まします。
筋子を洗いながらほぐします
筋にイクラがびっしり付いているので、こそげとっていきます。「ほぐす」「ばらす」なんて言います。
まずは、洗うための塩水を用意しました。40度程度のお湯で作ってください。私は水道からお湯を直接出しました。多分36度くらいでしょう、ぬるいぬるいお風呂くらいでした。4Lに大さじ2の食塩でつくりました。お味はごく薄い塩水。しょっぱ!とも思わないくらいになりました。
次に別ボールに塩水を4分の1ほど入れて、そこに筋子を入れます。温かいお湯になま物を入れるのはやや抵抗感があるけれど、全く問題ありません。ちょっと白くなります。そして醤油漬けしたあとは色は戻るので気にしなくて大丈夫、びびるけど。
卵が潰れないか心配!と思うんですが、意外と頑丈です。でもソフトに筋子から卵を外します。腫れ物を触るように始めて、徐々に力加減を覚える感じです。毎回、そんな感じで0からスタート。
今回、いくらの鮮度が良かったのか、物凄くするする外れてくれました。あまり膜のゴミや卵の皮みたいなものが浮いてきません!いつもぬるま湯塩水だし、これは卵の鮮度かΣ(゚Д゚)楽ー!
スムーズに外れたので、後は水を変えてゴミ取りをしました。
4回洗いました。(参考レシピでは5〜6回)
漬けダレと合わせて完了
ほぐれたら、保存容器に入れて漬けダレを流し込みます。
300gの筋子に対しての漬けダレだから、少し多いです。でも入れちゃいました。
最低2時間〜3時間は冷蔵庫で味を染み込ませましょうとありました。
一晩より二晩漬けの方がよいというサイトも見つけましたが、個人的には保存料も入っていないんだし、生物なのでさっさと食べちゃいたいです。
完成!
14時頃に漬けはじめ、18時半に食べました。およそ4時間半の漬け込みです。
実食しての感想
次年度に向けて
来年のいくらを作る自分に贈る言葉です。また、これからイクラを漬ける方にも。
- 鮮度のいいイクラだと、ゴミ取りがすごく楽だよ!ツルツル外れて楽しいよ!
- 鮮度の良いイクラは薄いオレンジ色だけど透き通ってないよ!
- 一晩漬けなくても美味しく食べられたよ!
- 白ごはん.com様のイクラの醤油漬けは間違いがないよ!!
あと、余裕があったらこれも試してみたい。
どうやら、このサイト様によると「ほぐすのに食塩水ではなく泡立て機を使う」ことも出来るらしい。試してみる価値はありそうです。
でもね、今回使った醤油は先日絞ったばかりの自家製醤油。もしかして例年以上に美味いと感じたのは醤油のせいかも・・・と今、この記事を書き終わって感じています。てへ。
因みにこちらが醤油の記事です。併せてごらんくださいませm(_ _)m