うちの子供たちはハムやウインナーが大好き。自分で作れれば、添加物も気にしなくていいしリーズナブルかな?と思って作ってみたら、もうその美味しさにビックリ。
お肉の味がしっかりして、満足感があります。厚く切って焼けば立派なメインにもなるし、細かく切ってスープにもお好み焼きにも何でも使える優秀なヤツです。
作り方の手順は簡単。但し、時間がかかるのがネック。まとめて作ることができるので、冷凍して使っています。
市販ハムを見ても、作り方のイメージは湧かない
とある有名メーカーのハムの原材料を見てみると・・・こんな感じ。
豚ロース肉、還元水あめ、卵たん白、大豆たん白、食塩、乳たん白、豚コラーゲン、ポークエキス/調味料(有機酸等)、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、カゼインNa、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、コチニール色素、香辛料、(一部に卵・乳成分・大豆・豚肉を含む)
大雑把に手順の紹介
- 豚ロース塊に下味をつける
- 下味をつけたお肉の塩抜きをする
- 燻製する(今回はカット)
- 茹でる
- 完成
こんな感じです。私は3の燻製作業をカットして作っています。
- 味付け
- 塩抜き
- 茹でる
意外とやれそうな気がしません?
因みに、参考レシピは毎回こちら
うちの「本格手作りハム」 by TOH!
実際に作っている様子
材料
- 豚ロース塊 1kg
- 塩 50g
- 砂糖 15g
- 胡椒 大さじ1
- セージ・タイム・オールスパイス・カルダモン 各小さじ1
※今回セージがなし、前回はカルダモンがなし、みたいに毎回何か揃わない。出来上がりには大きな違いがでません。香りが違うかな?くらい。
写真の端にあるように、肉は✕4パック。一つ700g前後なので、およそ3kgの肉を一度にハムにしました。調味料は2倍量で用意しても余るくらいです。
味付け
まずは肉の脂身をそぎ落とします。一度、脂身つけたまま作ってみたら、ハムになってから削ぐはめになりました。脂身はブヨブヨしていてハムにはなりません(当たり前か!)
5mm以下の薄さになるように心がけています。でも赤身を削がないように。
調味料を全部合わせます。
スパイスの良い香り〜!液体がないので、ざっくり混ざればOKです。
合わせた調味料を擦り込んでいきます。全部の面にスリスリしてください。
保存袋に入れて、冷蔵庫に1週間入れておきます。ベーコンづくりでは3日くらいで塩抜きすることもあるので、多分もう少し短縮も可能でしょう。
二日目になると水分が出てきます。レシピだと捨ててくださいとなっています。捨てたほうがいいと思っていますが、そのままにしています。
塩抜き
1週間経つと、肉は味が十分に染み込んでいます。このまま茹でると塩辛くて食べられたものではありません。なので塩抜きをしてから、加熱するのです。
この作業が一番気を遣います。塩抜きが甘いと塩辛いハムになるし、抜きすぎるとやや物足りないハムに。
表面のスパイスをしっかり落として、大きなボールや鍋等に水を張ってつけます。
我が家はいつも3kg近くを一回に塩抜きするので、細い流水を一晩流しっぱなしで塩抜きします。12時間はかかっています。画像が見当たらずごめんなさいm(__)m
塩抜きの時間は貯め水の量や、肉の量、流水にする場合はその勢いなんかで違うので、一概に何時間とも言えません。(レシピの1kgだと貯め水で6時間、時々水換えあり)
大事なのは味見です。これは面倒でも怠たりません!
肉の端っこを少し切って、焼いて食べてみます。
「味が殆どしない、ん?微かに塩気があるかな?」
このくらいまで塩抜きすると、丁度良い塩気のハムになると思います。茹でたり、燻製すると、味が濃くなります。時間がかかってもしっかり塩抜きすることをお勧めします。
夏場などはボールごと冷蔵庫に入れることも検討してください。
茹でる
塩抜きが済んだら、燻製を省略して、もう茹でます。
大鍋にたっぷりの水とハムを入れ、中火で熱します。65℃になったら弱火にします。65℃〜70℃に保って1時間茹でます。
急に熱すると肉が固くなってしまうので、じっくり火を通します。
1時間後、氷水につけて一気に冷やします。(腐敗防止、余熱で火が通らないように)
完成!!!
このまま食べても、火を通してから食べても美味しいです。
サラダによし、ハムエッグによし、厚切りハムステーキもいい。おつまみにおやつに大活躍。私のイチオシはお好み焼き。
もっとこだわると・・・
もっと美味しいハムを!!と思う方はいくらでも上を目指せます。
タコ糸を使ったり、ハムの型をつかったりすれば、丸い形につくることもできます。
燻製をすると香りが全然違います。
味付けも、塩で下漬けしてから、ビックル液+好みの香味野菜等で味付けをするというやり方もあります。ビックル液は調味液ですが、醤油を入れたりもできるし、野菜の組み合わせで味も色々です。楽しそうですね!
もちろん・・・いい肉を使うともっと美味しいですよ。
こだわって作るときは、こちらのサイトがおすすめ!
まとめ
ウインナーは腸詰めの手間がかかる、ベーコンは燻製が必須、ハムが一番お手軽です。ハムとベーコンはもう長いこと買っていませんが、ウインナーはたまに買うと子供が大喜びします(笑)
ウインナーはとりあえず作れますが、満足いく出来まではまだ達していません。そして魚介系の加工品(ちくわ等)は生臭くなるなど、全く未成功。
しかし!肉系加工品は失敗の方が少ないです。どうぞどうぞ、お試しあれ!