<醤油2021>こんにちは、あさかわだです。今日の記事は「大豆300gの少量仕込み醤油」のシェアです。
醤油づくりのレシピって原料大豆1kg以上のものが殆どですね。私もずっと1〜2kgの間で作っていました。
醤油づくりは時間がかかるので、まとまった量を一回で作るメリットも多いかと思います。短期集中型。
「いや、初めてなら少ない方がよくない?!」
と、少量の良さに気づいたのは、余っていた300gの大豆で少量仕込みをしてみた今季。偶然の産物
|
少量仕込みにも、メリットがたくさんありましたし、出来も申し分ありません。
これはビギナーさん向けに発信せねば!(自家製醤油好きを増やすために!)
もくじ
大豆300gフードコンテナとオーブンで作れるお家醤油作り
少量仕込みの全体ざっくりで見ていきましょう。
家庭での醤油づくり全工程については、気合を入れてまとめていますのでこちらのリンクを参照してください。
材料用意
材料と道具だけは丁寧にご紹介します。
<醤油麹用> ※豆に麹菌を増やしたもの
- 大豆 300g
- 強力粉 60g
- 種麹 4g(かなり多めに使っています)
<仕込み用>
- 塩(瀬戸の粗塩) 166g
- 水 670g
1kgの時に使用している分量を3.3で割っています。
使った道具
- フードコンテナ(4.3L使用)
- 鍋(T-fal4.5L圧力鍋を圧をかけずに使用)
- ボールとザル
- 日立の過熱水蒸気オーブンレンジ(MRO-FV100) 容量とパン発酵機能があれば何でもOK。
これの10年前のモデルで33L 。今はこの31Lが最大な様子。
- パストリーゼ(食品に直接使えるアルコールスプレー)
消毒はコレ一本で、煮沸等サボっています。その代わり道具は全てシュッシュする。
種切りまで
洗浄・浸水した大豆を、たっぷりのお湯で10時間ぐらい煮ます。
少量なので、水の減りが早ので水を差す回数は多い。
圧力鍋なら60分加圧放置ですが、一度に煮られる豆の量を確認してくださいね。
親指と小指ですんなり潰せる柔らかさになったらザル揚げします。
量が少ないと、水が切れやすく傷みに怯える必要もなく気楽。
冷めた大豆を「強力粉・麹菌」と合わせます。
麹菌をオーブン庫内で育てる
ここからが少量のメリット大爆発です。
詳しいことは実際の流れを記録記事を御覧ください。
加温
フードコンテナに収まった大豆をオーブンにIN。
発酵機能の30〜35度設定をMAX分で使用。
大豆の温度が28度くらいになるように、庫内を温めます。
ホットカーペットも毛布もいらないのがとても楽でした。洗濯減って嬉しい
庫内は外気に影響されない、数字で調整できるので、加温作業もラクラク。
保温
時折蓋を外したり・・・
乾燥が気になったらカップに水を入れたり。
ちょっと隙間を空けて放熱補助したり
いつも加温時はレンジを使っています。
何が楽って、温度調整。冷え過ぎちゃったらまた加温するのも簡単です。
少量だと、黒皿に移す必要がないので、もっと楽です。
何のトラブルもなく300gの大豆が緑になりました。
これはかなり手軽。
仕込み
もっと小さい瓶でも良さそうですね。
何L瓶なんだか調べられませんでした、家にあった古いもの。
少量仕込みの良さ
- 圧力鍋で一度に大豆を煮れると大幅な時短になる
- ザルでの水切り、少量なのでよく切れる
- 保温から出来上がりまで一つのフードコンテナででき、手間が激減。洗い物も楽
- オーブンレンジ使用で温度調整がラクラク
- 醤油搾りも一回で一瓶できそう。
失敗要因が少なく温度調整が簡単なのは、まさにビギナー向けです。初めての方には300gでお勧めしていこうと思います。
一度で煮られるかどうかは圧力鍋の大きさによりますね。4.5Lの我が圧力鍋だと、2回コースなので、時短は無理かな。
少量仕込みのイマイチポイント
- 少量であること
せっかく3日かけるのなら、沢山仕込みたい
- オーブンレンジがない場合
結局は電気毛布加温になるので、それなら1kg仕込むのがいいかな。
- レンジヘビーユーザーにとっては、麹室になると邪魔
ちょっと取り出してレンジを使うくらいなら何も問題ないです。が、いちいち面倒くさい場合もありますね。
私はレンジがなくても困らないので、むしろ醤油作りの為に生き延びている感じ。
まとめ
醤油づくりが初めてで、不安だなあと感じる方、専用の発酵器を買おうと思っていた方。
お家のオーブンレンジにパン発酵機能がついていませんか?醤油づくりに大活躍ですよ。
|
ネットで購入するのは種麹のみ、あとはスーパーで材料が揃い、台所にある道具で作れます。
どうぞこちらを呼んで頂き、醤油づくりを楽しんでください。
大豆の旨みたっぷりの醤油・・・醤油に対する思いが変わりますよ〜。卵かけご飯!