「シーチキン」って言ったら、当たり前に缶詰でした。ツナ缶・・・それは庶民の食生活には欠かせない物ですよね。サラダがちょっと物足りない時に、おにぎりの具に、スープに入れることもあったし、離乳食のおやきにも入れていました。
でも、このオイル漬けのオイルは一体なに?加工助剤とか製造過程については不明。
なので、手作り出来ないかと調べたところ、すごく惹かれるブログを発見。
食べずに死んだら地縛霊になるレベル?!早速参考にして作ってみました。
もくじ
まず・・・ツナ缶について
今回作ったのはツナ缶の中でも「油漬」です。ツナ缶にも種類があり、原料になる魚や煮方によって分類されています。
調味液の種類
調味液の約半分以上が油の物が「油漬」
油を調味液に油を使わず、水や野菜スープだけで仕上げたものを「水煮」
スーパーではあんまり見ませんが「油入り水煮」というものもあるんだそうです。
原料の種類
ビンナガマグロは「ホワイトツナ」「ホワイトミート」
キハダ・カツオ・メバチは「ライトツナ」「ライトミート」
きはだまぐろ、大豆油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸等)
(いなばライトツナフレークの原材料名)
自家製ツナ缶(ツナのオイル煮)を作る
ネットには様々な作り方が紹介されています。今回「オイル煮」としたのは漬けたのではなく、オイルで火を通したからです。
缶詰だと「油漬」で、蒸した魚を缶に詰めた後に注油・調味するようです。「油漬」の手作りレシピも見ましたが、野菜等で調味・水煮した後にオイルに漬け込むということで美味しそうです。
今回は「オイル煮」を紹介します。まずは地縛霊にならないように・・・(`・ω・´)ゞ
材料
- お刺身用のマグロの柵(ビンナガがおすすめですが、キハダも十分おいしい)
- 塩
- オリーブオイル
- ローリエ
- ニンニク
分量は適当で大丈夫なやつです。オリーブオイルはマグロが半分浸るくらいでやってみました。
手順1 塩を振る
マグロの柵に塩を振ります。軽く刷り込むように撫でても大丈夫でした。
20分くらい放置しておくと、水分が出てきますので、キッチンペーパーで拭き取ります。
手順2 油で煮る
鍋にオリーブオイル、マグロ、ニンニク、ローリエを入れて火にかけます。オリーブオイルはマグロの厚みの半分くらいは必要です。ニンニク1かけ、ローリエは1枚使っています。
火加減は極弱火です。油温が高くなりすぎると、表面がカリカリと揚がってしまいます。
煮る時間よりは、色を見て火が通っているかを確認します。白っぽくなってくるので分かりやすいです。ひっくり返しながら大体20分〜30分くらいで全体に火が通りました。
手順3 冷めるまで放置
大体火が通ったら、火を消して冷めるまでそのまま置いておきます。冷めたら容器に移して完成です。
見た目は硬そうですが、箸でサクサク崩れていきます。
お味・・・個人の感想
食べ方
◯ツナマヨ◯
個人的には、このツナにマヨネーズを混ぜてご飯に乗せて、醤油を垂らして・・・これが最高のごちそうです。全くお洒落な風貌じゃないただのツナ丼です、でも最高です。これはわかりました地縛霊になるレベルです。
マヨネーズも手作りが絶対におすすめです。どうかおすすめさせてください!作るか作らないかは個の自由なんですけど「この感動を共有したい!」(oh my wish!より)
◯ツナパスタ◯
普段はネギ・ツナ缶・麺つゆで作る和風のパスタですが、オリーブオイル煮のツナでも美味しくできました。意外と喧嘩しない、調和の取れた感じにできました。
ツナを漬けているオイルをたっぷり使っています。使いすぎて鍋底の方に残った具はギトギトしていました。
ツナ・オリーブオイル・麺つゆの他に、ネギ、レタス、塩ふき昆布が入っています。
昆布も手製です。
置き換え可能度
普段は買っているものを手作りする時に、持続可能かどうかが重要になってきます。手間がかかりすぎる、コストがあまりにも高くなりすぎる、そうすると日常では市販品を買うことになります。
そこで、これまで購入していた市販品に置き換えられる可能性を星の数で表してみようと思います。(とりあえず、試験的に)
コスパ
オリーブオイルとにんにく・ローリエはこの後パスタ等で使うので、マグロだけで比較。
これまで購入していたツナ缶が3缶で300円くらい。
今回刺身用ビンナガマグロ(神奈川県産)1柵320円くらい。
出来上がり量3缶分はあったと思います。本当はgで比較したほうが正確ですが、面倒なのでしません。
ざっくり比較して、これまでとあまりコスト的には変わらない!!
コスパ的置き換え可能度 ★★★★★
漬け汁は繰り返しツナを作るのに使ってみました。継ぎ足しはしますが、2回くらいは使えます。油の劣化もあるので2回でパスタした方がよいかなと感じています。
手間
マグロに塩をして、オリーブオイルに浸けて弱火で放置。簡単で驚きました!
気になるのは鍋の後片付けです。マグロが油以外の鍋肌に接すると、くっついて落とすのが大変です。また、油なのでベトベト。
手間的置き換え可能度 ★★★★★
おまけ 水煮について
鯖の水煮を作ったことがあります。下ごしらえした鯖を圧力鍋で煮て作ります、全体重量の1%分の塩のみを加えました。
多分骨のないマグロの柵で作るなら、圧力鍋じゃなく普通に煮れば良いんだと思います。今度やってみます。
菜種油で作成 ※追記
※追記(2019/03/10)
菜種油でも作ってみました。オリーブオイルよりもサラッとしていて、香りが少ない。他の料理にも合わせやすいと思いました。
使用した油は平田産業の菜種油です。