もうこの時期になると正月飾りが売られていますね、クリスマスはあまり騒がない我が家ですが、正月は私の鼻息が荒くなります。子供は好まないけど、正月はコレ!というものが数品あります。茶碗蒸し、いくら、伊達巻、新巻鮭・・・子供の頃は自分もあまり好まなかったけれど、大人になったいま正月には欠かせないと思い込んでいるのはなぜでしょうね。
私は正月準備で毎年バタバタすることは、風物詩って感じで好きなのですが・・・
という、ご意見もあり・・・バタバタしないクールな正月準備を研究しようかなと。
Σ(・∀・;)イイジャンっても思うんですけどね。保存食とはいえ食品だから、直前に準備するしかないじゃない。冷凍できないものも一杯あるし。
今回は鰹と昆布の合わせだしを取らずに、自家製麺つゆ一本で時短できないか・・・麺つゆなら2週間は持ちますから、少し早めに作っておけばいいし。
満足できる出来になるか、だしバージョンと麺つゆバージョンで比較してみます。
もくじ
使用した調味料のスペック
まずは麺つゆ(・∀・)
この作り方で作った麺つゆです。今回はどのお料理にも使いやすいように、砂糖なしです。毎回だし汁の量が少しずつ違うので、今回の麺つゆのスペックをメモφ(..)メモメモ
- だし汁1800cc
- みりん400cc
- 醤油450cc
だし汁はかつお節と昆布、にぼしで取りました。(いつもより丁寧に)
みりんはタカラ本みりん、普段はミツカン派。で、そろそろ自家製のみりんが出来る頃。お正月に間に合うかしら。
醤油はヤマサの濃口醤油です。自家製の醤油は検証には不向きなので使いませんでした。
我が家私の正月に欠かせない料理
- 茶碗蒸し(銀杏入)
- 筑前煮
- お雑煮
- くるみ餅
- 数の子(枝豆と和える)
- きんぴらごぼう
- 年越しそば
これは欠かせません。
加えて、これまで作ってみて美味しかった
- 伊達巻
- 海老の旨煮
- 鮭の昆布巻き
- たたきゴボウ
これらも作りたいです。
めんつゆでオッケーだったもの
和食なので、基本的にはだし汁に、みりん・酒・砂糖・醤油で味付けるものが多いですから、麺つゆ(材料はだし汁・みりん・醤油)で対応できるだろうと思います。でも、正月はコレっていう味があるので、それに準ずる許容範囲のものができるのか比較してみました。
伊達巻
もともと参考にしているレシピが麺つゆ使用なので、問題ありませんでした。
使用した調味料はこちら
- 自家製麺つゆ小さじ1と1/2
- 砂糖大さじ2
- みりん小さじ1
- 塩少々
欲を言えば、麺つゆだけで済ませたい。でも、うちの麺つゆは市販麺つゆのような甘みはないので、何を作るにも、みりんや砂糖を足すことはおおいです。つけつゆには最高ですが。
茶碗蒸し
これは、いい実験結果が出ましたよ!
麺つゆ味の茶碗蒸しに使った調味料はこちら
- 自家製麺つゆ150cc
- 水150cc
だし味の茶碗蒸しに使った調味料はこちら
- だし汁300cc
- 醤油小さじ2
- 塩小さじ1/5
見た目の違い
三つ葉なしの茶碗蒸し(子供用)で比べると色の違いが分かりやすいです。麺つゆの方がやっぱりチョコプリンの様な色になりました。
ちなみに作っている時の様子
卵液を作った時点ではかなり色が濃く、これは美味しくてもナシかなーと思っていました。
が、しかし大人用(三つ葉あり)の方だと、あまり色の違いが分かりませんでした。気をつけて見るともちろん分かりますが、「あれ?これどっち?」というくらいの差。
味の違い
麺つゆの薄め方が少し足らず、麺つゆ味が少ししょっぱかったのですが・・・これは濃さを調整すればいい話。麺つゆは麺つゆで、美味しかったです。
大人3人はだし味の方が好きとの調査結果です。
だしで作る茶碗蒸しには砂糖やみりんが入っていませんが、麺つゆ自体にはみりんが入っています。なので少し甘さが加わる感じです。甘ったるくはありません。
海老の旨煮
- 麺つゆ200cc
- 酒50cc
- 水200cc
- 砂糖50cc(入れ忘れました)
これで漬け汁を作りました。砂糖を入れ忘れましたが、甘くなくて良かったかも。入れれば、照りやコクといったものが追加されたのかとも思います。
昆布巻き
試作ということで、出汁がら昆布で作ったら・・ちょっと硬かった。味はバッチリです。圧力鍋で煮ました
- 砂糖大さじ3
- 酒大さじ2
- 麺つゆと水を1:1で昆布にひたひた(ギリギリかぶるくらい)
数の子
高級食材(大げさ?)なので、失敗は嫌だと思い、だし味を多く作りました。でも・・・麺つゆ味の方がワタシ好みの味でした。実家(仙台)では、味付けの数の子を買ってきて枝豆と和えるので、きっとそれに近い味なのだろうなと思います。麺つゆ味の方が甘みが分かりやすいです。だし味の方はお寿司屋さんの数の子みたい。
麺つゆ味の漬け汁
- 酒30cc
- 麺つゆ120cc
だし味の漬け汁
- だし汁150cc
- 醤油大さじ2
- 酒大さじ2
- みりん大さじ1/2
筑前煮
これは、もう・・・いつも麺つゆに世話になっているので間違いがありません。ただ、私の敬愛する白ごはんさんでは、筑前煮にはだしが必要無いと書かれていました。メジャーな料理こそ作り方を見てみると面白いです。
でもまあ、使っても美味しいですよ。普段は味見しながら、適当に調味料を入れていきますが、今回はこちらの分量で作りました。
- 麺つゆ大さじ10(つまりは150cc)
- 酒大さじ4(60cc)
- しいたけの戻し汁150cc
分量は白ごはんさんを参考にしましたが、使う野菜や量、好みに合わせて、やっぱり適当に作ると思います。美味しければいいんです。
きんぴらごぼう
これもいつも麺つゆで作っているので、問題ありません。醤油・砂糖・酒の3つの調味料で作るのが一番ベーシックだそうです。(白ごはんさんによる)
分量は図っていません・・適当です。ただ、麺つゆを投入する前に砂糖を小さじ1〜2くらいをまぶして炒めたり、みりんを足したりします。甘み添加。
雑煮
地域によって家庭によって違いますが、うちは醤油味なので毎年麺つゆを使っています。鶏肉もたっぷり入っているので、別にだし汁でなくても美味しいのですが・・・麺つゆのほうがもっと美味しいと思っています。
くるみ餅
これは、麺つゆというか雑煮の汁で作るのです。くるみと砂糖と雑煮の汁をフードプロセッサーにかけてくるみ餡を作ります。(数年前まではすりこ木でやってました)
そして、雑煮に入っている持ちを別皿に取り出して、餡を和えて食べるんですよ。
検証途中
たたきごぼう
和え衣の材料に麺つゆを使ってみました。
- 麺つゆ小さじ3
- 酢小さじ1
- ごま大さじ2
で、ちょっと味が薄いかなと思いました。私は割りと薄味好みですが、それでも薄く感じました。そして醤油小さじ1足しました・・・今度はしょっぱく感じました。箸休めにならん。
ということで、コレは麺つゆに足す麺つゆ量を調整したいと思います。雰囲気的にはイケそうなんですが、普通に作っても醤油・みりん・酢だしなあ。
長芋の煮物・人参の煮物
お節を作る時に、色合いとスペースの都合入れたりするのですが、麺つゆでいけると思います。煮物だから。
まとめ 麺つゆでも結構いける
海老や数の子、煮物に伊達巻、雑煮・・・麺つゆは重宝します。しかも年越しそばにも使うし。ただ、麺つゆだけで味付けが済むわけではないので、どこまで時短になるかはさておき。ワタシ的には計量する調味料が減るのは大幅な手数減ですが、計量しないで目分量で作る人なら、あまり時短にはならないかもですね・・・Σ(・∀・;)
でも、どんな料理にも使えるし、美味しい蕎麦が食べられます。この味はプライスレス、自分で作った麺つゆは格別うまいです。
お正月だけ、騙されたと思って作ってみてはいかがでしょうか!
私のように究極の面倒くさがりは簡単なレシピでも十分美味しいです。
おまけ 紅白なます
我が家のメンズは揃いも揃って酢の物が苦手で、毎年この時期だけは我慢して食べているという感じです。
先日は正月じゃないので、なますを出すとブーイングされそうだったのでポン酢で和えました。そしたら、これ大好評でした。オンリーポン酢のみで、砂糖も入れません。
いくらや柚子をのせて、正月らしさを演出して、我が家の正月のなますに任命します。
ポン酢なます、ですね。
ちなみにポン酢も自家製で、この時のがまだ現役で使えています。
酸っぱめにできたポン酢で、すっぱいの苦手な家族にはやや不評。梅干しは好きなくせに。
私は美味しく食べていますよー(*´ω`*)