こんにちは、あさかわだです。この記事では「ドライな塩ふき昆布の作り方」についてシェアします。
ふじっこ・くらこんなどでお馴染みの「塩ふき昆布」を安定して自家製できるようになりました。
食材加工系のレシピは、作り方やできあがりもマチマチ。次のようなイマイチ昆布もよく作りました。
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使えなくないけど、解決策が見つかりました!
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これらのポイントを押さえていくと、作りたかったドライな塩昆布になりました。台所にある材料で作れるので、もちろん無添加です。
子供に安心して食べさせられ、おにぎりやお弁当にガンガン使えます。だしがらの昆布を捨てることもなくなりました。
もくじ
塩ふき昆布の作り方
作業の流れはこちらです。
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一番大変なのは、昆布を切る所。こればかりはどうしようもない・・・。
作りやすい材料
<仕上げの味付け>
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※出汁をとった昆布を保存袋に入れて冷凍しています。美味しい昆布だと、より美味しく出来上がります。
焼塩・きび砂糖について
仕上げにまぶす砂糖・塩は「焼塩」「きび砂糖」をおすすめします。この2つは粒が小さく、サラサラしているので乾燥した昆布にキレイにつきます。
煮詰める調味料についてはお好みでいいと思います。
昆布を洗う
昆布を水洗いし、ぬめりを落とします。
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昆布を細く切る
解凍した昆布を細く切ります。重ねて切ると滑りやすいので、怪我に気をつけて。
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切る作業が塩ふき昆布作りの、最大の手間です。ここを乗り切れば、あとは簡単!
厚い昆布は角切りにして佃煮や塩昆布にしましょう。
昆布に味を含ませる
鍋に昆布と調味料を入れて混ぜ合わせ、弱めの中火で煮詰めます。
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煮汁が殆ど無くなったら火を止めます。
オーブンで乾燥させる
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クッキングペーパーをクシャクシャにすると、昆布の通気性が良くなります。
100度、予熱なし30分のオーブン加熱スタート!
すっかり乾いていました。そのまましっかり冷まします。(半乾きくらいでOK)
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粗熱を取っている間にも水分が少し飛びます。
昆布の味付け
冷めた昆布と塩・砂糖をビニール袋に入れてよく振ります。
きび砂糖も焼き塩も決めが細かく、サラサラしています。
昆布が冷めて乾いていれば、砂糖はベタベタになりません。
塩も砂糖もキメが細かいので、味ムラも少ないです。
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そのまま常温で味を馴染ませるとより美味しくなります。
とりあえず、完成!
味について
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次男はこれが大好き。この昆布を食べたくて「白いご飯がほしいなあ〜」とねだってきます。
保存
乾燥しているので、すぐには傷みません。
清潔な袋や瓶で、雑菌に気をつけて丁寧に保存すれば、一ヶ月は余裕でもつはずです。
便利なので150gだったら1ヶ月もたずに使い切ってしまいます。
味の調整について
塩気や甘みなどは、自分の好みに調整が簡単です。
酸味が強いものが好きなので、酢を増やして作ることもあります。
塩昆布と塩ふき昆布の違い
「塩昆布」は「塩ふき昆布」は違うものですが、ネット上には入り混じっている様子です。
分かります。私も、私の周りの人々も話す時は「粉っぽいやつ」とか「四角い方」という補助ワードを入れて話します。
塩昆布
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佃煮との違いは、煮る時の汁の量です。塩昆布は最低限の煮汁で煮ます。(昆布メイン)
佃煮は汁が多めで、汁の甘みや旨味も楽しめるものという違いのようです。
厚い昆布は角切りにして塩昆布や佃煮にしています。
塩ふき昆布
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要するに、塩昆布を乾燥させたものが「塩ふき昆布」です。「くらこん」や「ふじっ子」の塩こんぶも「塩ふき昆布」でしょう。
置き換え可能度
もう市販品を買わなくなって久しいので、「置き換えは可能」と言い切れます。
無くても困らないものなので、気が向いた時に作ります。切れたら、しばらく無いまま。
コスパ
出汁がらの昆布ですので、調味料分だけが材料費として計上されます。
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コスパ的置き換え可能度 ★★★★★
手間
昆布を細く切るのが大変です。時間と心の余裕がある時に。それ以外は簡単です。
手間的置き換え可能度 ★★★☆☆
まとめ
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オーブンを使うと、天日干しや二度干しをしなくても、十分に乾かすことが出来ます。
冷凍庫に溜まった昆布があれば、ぜひ美味しい御飯のお供「塩ふき昆布」にしてあげてください。
お礼
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が気に入ったらシェアやブックマークで応援いただけると、とても嬉しいです!
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おまけ
トップバリュの「塩昆布」を愛用していましたが、原材料がこちら。
- 昆布(北海道)、しょうゆ(大豆・小麦を含む)、食塩、たん白加水分解物(大豆を含む)、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ソルビトール、カンゾウ)、カラメル色素、増粘多糖類
この塩昆布は、小松菜のおひたしと和えたり、大根サラダと和えたり、混ぜご飯おにぎりにと、常備品でした。しかしこの子も卒業して久しいです。
自分で作った塩ふき昆布。舌に乗せた時の酸味はアミノ酸等から「お酢」にチェンジ、甘味は「砂糖」に。旨味はたんぱく加水分解物程は強くないけれど、昆布の旨味が十分残っています。
出汁がらの昆布で作ることで、出汁がらの有効活用に一役買っています。