味醂(塩)

自家製味醂(塩味醂)搾り!!作り方は簡単だけど、搾るのは大変!

2018年5月24日

ろ過後の味醂


※2019/02/02更新※

家庭で簡単に搾る方法の記事をアップしました。是非こちらも参考にしてください。

味醂搾り


純米味醂を買ってみて思いました。あれ?作ったほうが安い??仕込んだのがだいぶ前だから、もう値段とかは忘れてしまいました。そもそも道産の味醂どこで買えるの?

調べました。

田中酒造さんは小樽の有名な酒蔵です、そこでは道産原料の純米味醂買えるようです。道産米と道産米で作った米麹を使った味醂はこんな感じで超高級です。500mlで1340円!

ずっと絞るのが億劫で放置していた道産原料で作った自家製味醂(塩味醂)を絞りましたとさ。

仕込むのはそんなに大変だと思わないのですが、絞るのが大変だ!と醤油にしろ味醂にしろ思います。

今回の味醂のスペック


家庭で味醂を作る際、不可飲処理をしないと、出来上がりが本みりん(酒扱い)となり酒税法に違反してしまうので気をつけて下さい。このサイトでご紹介している味醂は酒税法に違反しないように、作成時に塩(液量の2%)を入れて不可飲処理をした塩味醂です。これ以降の「味醂」というワードは「塩味醂」と置き換えて読んで下さい。


仕込み 2017年2月12日(1年と3ヶ月放置)

材料

  • もち米(白鳥もち)8合=1200gくらい
  • ホワイトリカー 2400cc
  • 米麹1200g
  • 塩 50g(画像では記入漏れしています。)

米麹は市販のものです。ホワイトリカーの銘柄は忘れました。

この味醂は麹が1200gと多いバージョンで、仕込み同日に麹800gの少ないバージョンも仕込みました。麹の多さで出来が変わるのだろうか。

準備した道具

  • ボール
  • ザル
  • 三角コーナーの不繊布袋
  • さらしの袋(醤油絞りに使っているもの)

これらを、ありったけ使いました。

あさかわだ
こぼしたらベットベトになるので、タオルを敷けば良かったな。

いざ絞る!

初めて味醂を濾した時、まずさらし袋で絞ったら・・・・まあ、絞りだすのが大変でした。詰まって詰まって。なので、今回は三段階絞りをしてみました。目の粗いものから、細かいものへ!

ざるにあける。

瓶からドボドボとザルに開けました。思いの外多くて3つ分くらい使いました。左がザル濾しした後のもの。どす黒い(・_・;)

不繊布で濾す

台所で三角コーナーを使わなくなったので、以前買っていた物の残りを利用してみました。

先ほどのどす黒い味醂を入れます。初めはスムーズに出ますが、またすぐに出なくなりました。

置きっぱなしにしておけば、最後まで垂れたのかもしれませんが・・・

あさかわだ
えーいしゃらくせー!!

最後はギュッと握って絞りました。

搾りかす

味醂粕がまとわりついています。

この後、息子Tが暴れだしたので、こっちの濾過はコレで良いことにしました。

味醂粕に残った味醂を絞る

ザル濾しした時に残っていた味醂粕を絞ります。これが一番大変であろうと思います。たかがザル濾しにも時間がかかり、まだまだタプタプ水気たっぷりの粕をサラシ袋に入れました。

Y氏
3段階はどうした?
あさかわだ
ザル濾し後だから、水分量的にはかなりマシです。全然違います。
味醂濾し

サラシを空いた果実酒瓶にセット

ザルの味醂粕をドボドボと入れたら、あっという間にこの状態に。

慌ててサラシ袋をザル&ボールに移しました。

必死過ぎて写真が取れませんでしたが・・・・力づくで絞りました。

ザルをセットしたボールの上で、体重をかけたり、ひねったり、押したり、絞ったり。

もちろん濁っています。でも、もったいないのです。粕がまだ味醂をたっぷり含んでいるのです。味醂粕にしても贅沢すぎます。

贅沢美容液の染みこんだフェイスパックが終わった後に、すぐ捨てます?手だの首だの、足だの拭きまくりません?(私だけじゃないはずだ!)最後の一滴まで絞ってやりたい!

息子が私を諦めて一人遊びに戻ったのをいいことに、長い時間格闘しました。

そして、最後は諦めてまだまだたっぷりしている粕に重しをかけて放置することにしたのです。

このセットの上にサラシ味醂袋を乗せ、なるべく平らにします。

その上に同サイズのボールを乗せ、上に圧力鍋を乗せました。そして一晩放置しました。半ば諦めながら。

味噌くらいの硬さになりました。これなら、満足です。多分人の手だけではコレ以上は無理でしょう。

絞った味醂

これは綺麗に力づくで絞らなかった味醂です。

濁った味醂

力づくで絞った味醂です。濁りがすごい!

でも、一つにしてしまいました。今思えば、分ければよかったかな…

で、こちらさらに一晩放置するとこうなります。

じゃん

味醂

綺麗な二層に。

ボールに少し残していた濁っている味醂をニラ玉汁に入れたところ・・・もう激旨!

だったので、澱んでいる部分も美味しくいただこうと思います。

今回の出来

味醂を仕込むのは今回で2回目。

一回目の味醂は一年くらいで完成にしたのですが、甘みも薄く市販の味醂のように「砂糖の代わりに」は使えない。美味しい・・のかな?ってレベル。一応使いきりました。

今回は

香りすら甘〜〜い(*´ω`*)

という出来でした!!!!

感激!味醂はやっぱり完全自作したいので、まずは米麹を仕込みます。

コスト

  • もち米1.2kg850円くらい
  • 米麹(うちの米は1合35円)+麹菌代100円くらい
  • ホワイトリカー2.4L 2300円くらい

計3500円くらい。米麹1200gを用意するには、何合の米が必要か分からない。8合として計算しました。

これで、出来上がり量が1.3L以上だったら田中酒造さんで買うより安く作れます。味は比べていないけれど・・・原料は道産。

作ったほうが安い!

副産物 味醂粕(こぼれ梅)

副産物の味醂粕は、これだけでメイン張れるくらい素晴らしいものです。

前回は味噌と合わせ、お肉とお魚を漬けたのですが、コレがまあ激旨です。なんとも言えない優しい甘み!そして肉は柔らかくなり、甘い香りが口に広がる!

・・・と食レポは下手なのですが。出来上がった味醂も嬉しかったけれど、味醂粕の感動が3倍位強かった前回。(味醂がイマイチ未熟だったのもあるけれど)

今回は、肉の漬けの他に・・・お菓子にも挑戦してみたい!と思っていますが如何にΣ(´∀`;)

 

◯こちらもよろしくお願いします◯

この味醂と自家製醤油と出汁で麺つゆを作ったらどんなに美味しかろう・・・

麺つゆ

出汁

醤油

 

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